大好きなHQやロマンス小説の感想を主に書いていきます〜☆
メアリ・バログ*ただ愛しくて

2008-02-25 Mon 23:37
02957902.jpg

1作目がとても面白かったのでこの作品もすごく期待して
読みました。
作品を読み始める前、あとがきから読む習慣があるんですが、
そこでヒーローが今まで読んだロマンスの中でも一番と言っても
いいくらいの悲惨な境遇に遭っている設定だと知り、どんな展開に
なっているんだろうか・・・と思いつつ読んでいきました。

まずは読んでいて、この作家さんの人物の捉え方や描き方って本当に
好きだなぁ〜と思いました。
作品は違っても作家が同じだと、パターンがちょっと違うだけで主役達が
同じようなキャラになっている・・・という作家さんが結構いますが、
(好きなパターンだと、ロマンス小説ではこれもまぁありかな・・・とは思う私
ではありますが(笑))
この方は2作を読む限り、個々の人間の描き方がちゃんとなされていて
作家としての力量を感じました。

言葉の一言一言を大切に書いているなぁというのが読んでいるこちらにも
伝わってきて飛ばし読みは決してしたくない・・・という気持ちにさせられつつ
読みました。

それにしてもこの作品のヒーローはとっても素敵でした。
感情移入してしまったぶん、ここまで辛い姿にヒーローを設定しなくてもいいだろう
に・・・と思わず思ってしまったり。
こういう設定だからこそこの作品の良さがあるとは解ってはいるんですが・・・。

派手なロマンスではない、本当に心に静かに沁みわたっていくロマンスでした。
読み終わってもしばらく余韻が残っていました。
今回の作品、脇に出てくるキャラ達がそれぞれ独立してロマンスの主役達になって
いそうで、これは読んでみたいなぁ〜と思いました。
特にヒーローの雇主の公爵のロマンスはすごく読みたいですねー。

早く次回作が翻訳されますように!!

別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

キャサリーン・E・ウッディウィス*「シャナ」

2007-07-16 Mon 20:16
もうご存知の方々が多いと思いますが、
K・E・ウッディウィスが今月6日、癌のため68歳で亡くなられました。
一度はこの方の作品についても書きたいなぁ〜とずっと以前から
思っていたのですが…。
(余談ですが、昔のサンリオに載っているプロフィールでは
1937年6月生まれとなっているので、年齢が合わない…。
どちらが誤っているのか。)

サンリオから翻訳されて以降、未訳作品を翻訳されることを待ち望んで
いる人達が多いなか、まさかご本人が亡くなられてしまうとは…。
ヴィレッジブックの「炎と花」刊行後は、このスピンオフを出してくれる
ものとばかり思っていたんですが、その気配も全くないし。

サンリオからモダンロマンスシリーズとして翻訳されていた当時、実は私は
この方の作品よりもローズマリー・ロジャーズのヒストリカルの方が好きだった
んですよね。(でも「甘く野性的な恋」に始まるジニーとスティーヴの話は
さすがには苦手でしたが(笑))。

今も巷ではとっても評判のいい「冬のバラ」とかは、何度よみ返しても
苦手なんですが(ヒロインにどうも偽善的なモノをすごく感じてしまい)、
好きな作品は何度読んでも飽きないなぁ〜と思います。

今回は一番好きな作品である「シャナ」について感想を書きたいなぁ
と思います。

20070716204612.jpg

「シャナ」

カリブ海に浮かぶ島の領主を父にもつシャナは誰もが振り向く美貌の持ち主。
父親は自分の富を継がせるために、彼女が結婚相手を見つけれるように
ヨーロッパに送り出す。だが、その美貌とは裏腹に、並みの男達よりも
ずっと気丈で意思の強い彼女が惹かれるような男性はいない。

男達にも幻滅していっこうに結婚相手を探そうともしない娘の様子を
知った父は、彼女に最後通牒をつきつける。1年以内に名門出身の
花婿を連れてこなければ、自分が選んだ花婿と無理矢理にでも結婚
させる…と。

他人に自分の運命を左右されるなんてとんでもないと、シャナは一計を
案じる。イギリスの名門貴族と同じ姓を持つ死刑囚と、名ばかりの結婚を
し、彼が亡くなれば未亡人として島に戻ればいいと。

そして、シャナはその人物が囚われているニューゲートの牢獄へと密かに出向く。
そこにはボロボロの服、クシャクヤの髪に顔はヒゲで覆われた男がいた。
彼女は自分の魅力を最大限に見せびらかし、男を惑わせ彼から即答を
得ようとするが、たんなる田舎者だと思っていたその男から、逆に
条件をつきつきられる。
君との結婚に同意してもいいが、それは実質を伴ったものであること。
君と一夜を過ごし結婚の誓いを果たすことが条件だと…。

彼女はまだその時は知らなかった。この男が不屈の意思と精神力の
持ち主であり、この出会いによって彼女の運命が大きく変わろうと
していることを…。


この作品のヒロインが苦手だという話はよく聞くんですが、私は好きな
キャラなんですよね。最初の頃は傲慢で我がままなイメージが強いですが、
自分に正直というか、憎めないところがあって、ヒーローの無尽蔵な(笑)
愛情を注がれていくうちに、なんだか可愛いキャラになっていくところも
ツボでした。

ヒロインも強烈なキャラではありますが、やはりそんな彼女をどんな目にあっても
愛することを止めないヒーローが、なんと言ってもこの作品が好きなところで
あります。
ウッディウィスの作品のヒーローの中では私が一番好きなヒーローです。

こうやってあらすじを書いていると、またこの作品を読み返したくなり
ました…。
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

| ロマンス小説って面白い! |