ロマンス小説って面白い!


大好きなHQやロマンス小説の感想を主に書いていきます~☆

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ビクトリア・ホルト*愛の輪舞

この作品を読み返したのは、記憶にある限り
30年ぶりくらい。
まだ、ハーレクインロマンスの存在を知らない
中学生時代に、恋愛小説が読みたくて(笑)
題名に惹かれて買って読んだんですが、
話の展開に驚きながらも、かなり面白かった
のを覚えています。
それからすぐに、ハーレクインの存在を知って
その世界にどっぷりとハマってしまったので(笑)
この作品を読み返すことなく時間が過ぎてしまった
んですが、ラストの場面もおぼろながら覚えて
いたくらい、いつかはもう一度読みたいと思って
いた作品でした。
それが、ラベンダーブックスから発売された
ホルト作品を読んでから、他のホルト作品を俄然読みたくなって
そう言えば、本棚に30年間(笑)眠っていたあの本があった
と思い、今回読み返しました。

そもそもがラベンダーブックスの作品の感想をまずは
書こうと思っていたんですが、「愛の輪舞」を読み終わってからは
こちらの感想の方を先に書きたくなってしまいました!
ゴシックロマンスというカテゴリー的にはラベンダーブックスの
作品がまさに、これぞゴシック!という内容だったのに比べて
「愛の・・・」は作家のキャラクター作りの巧みさと奥深さ
人間観察の鋭さを読んでいて味わえる、作品だったと思います。

まず特筆すべきは、ヒロインの後見人となり、後には彼女の
夫ともなる、山猫と呼ばれる男性の強烈な存在感。
一般的な善悪の常識からはかけ離れた、山猫という独特な
魅力のキャラクターがこのストーリーの中心軸となって
います。
そして、そんな強烈な男性にもひるむことなく正しいと
思うことを言ってのける、ヒロインの一本筋の通った強さと潔さ。
この2人のやり取りは読んでいてとっても面白かった
です!
そんな彼女も山猫の圧倒的な魅力には抗いがたく、彼の
息子を愛している思っていたヒロインが、山猫との結婚に
同意する、その心の複雑な揺れ動きが巧みに描かれて
いたなぁ~と思います。

話の中盤以降は舞台はオーストラリアからイギリスに移り
ヒロインと山猫の息子が主要人物となっていくんですが
私としては山猫とヒロインがあのまま結婚生活を
送っていたら、果たして山猫はヒロインに忠誠を誓えた
んだろうか・・・、そしてヒロインは山猫に復讐を断念
させられたんだろうか・・・と色々と想像を膨らませて
しまいました。

イギリスに舞台を移してからは、山猫という圧倒的な
キャラクターがいなくなったせいで、どうも気抜けした
感がぬぐえなかったんですが、話の趣はぐっとゴシックロマンス的
になっていきます(笑)
ヒロインと山猫の息子が山猫の意思を継いで関わることとなる、
イギリスの館とその住人。
その住人の殺人を目論んでいた犯人は、まさしくゴシックロマンスに
ふさわしい(笑)犯人でした。
決して派手でな演出はないんですが、普通の人間の中に潜む闇の部分が
巧く描かれていました。

おぼろに覚えていたラストは、船上で新たな航海に出るヒロインが
予想外な人物と一緒に旅立つシーンだったんですが、今回読み返して
そういうことだったのかと、記憶を補完できました(笑)。
ロマンス小説にふさわしい、素敵なラストシーンになっていました~。

ビクトリア・ホルト作品って本当に面白いと、2作品を読んで
今さらながら分りました(笑)
昔、サンリオから出ていた「狩猟月のころ」も買っていたのに
読まないまま、いつの間にか手放してしまったので後悔です・・・。
また、ラベンダーブックから新たなホルト作品が読めることを
期待しています!
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ジェイン・オースティン*高慢と偏見

ロマンス小説愛好家の間では十二分に有名なこの古典ですが、

実は私は今まで読んだことがありませんでした(笑)

ドラマ化もされたり映画にもなっているのに、その作品群も

どれも見たことなく・・・。

友人・知人からは随分以前から、この作品はロマンス小説の原点の

作品だから、読んで損はないと言われながらも食指が動かずでした。

私の中でのロマンス小説の原点と思える古典は、10代の頃から

「嵐が丘」だったので、こういうドラマチックなストーリーとは180度

異なると、あらすじ等を読んで感じていた「高慢と偏見」には

時間を割いてまで読んだり見たりする気が起きなかったんですよね。

それが今回ちょっと時間が出来たので、ふと思い立って図書館で借りて

読んでみました。

図書館で見つけれたのが、岩波文庫の富田 彬氏のバージョンだったんですが

いや~~これは本当に酷い翻訳作品ですねーーー。

これ訳されたのは昭和初期とかでしょか??

これでは作品の持つ良さが

半減されてしまっているよなぁーーと思いながらも、脳内変換しつつ

読みました(苦笑)。

読んで本当に、ことごとく今まで読み慣れているヒストリカルロマンスの

展開と同じで驚きました!!

もちろん、オースティンのこの作品は200年前に書かれているのだから、

いかに現代のロマンス小説家がこの作品に感化されて、作品を描いているのかが

本当に、本当に良く分りました!

まさにロマンス小説のステレオタイプを形作った作品ですねーー。

ヒロインを取りまく人物達それぞれも、どこかのロマンス小説でこんな人物いたなぁと

読んでいて頭の中に浮かんできました(笑)。

私の大学時代からの親友がオースティンの作品が大好きなんですが、

ロマンス小説は読む気になれないと20数年聞いてはいるけれど、

今回この「高慢と偏見」を読んで、彼女に是非ともジョージェット・ヘイヤーの

作品を贈ってあげたくなりました(笑)

「高慢と偏見」のファンであるならば、きっとヘイヤー作品も気に入るはずだと

今回この有名な古典を読んで感じました~。

「高慢と偏見」の新潮文庫バージョンが評判良いみたいなので、

次回は是非とも新潮文庫の作品を読んでみたいと思ってしまいました(笑)


エリザベス・ソーントン*潮騒の城に閉ざされて

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この作品を一年ぐらい前に読んだ後、
すぐに感想を書きたかったんですが出来ず・・・。
今回また読み返してやっぱりこの作品は
面白い!!と改めて思いました。
今回は時間のあるうちに感想を書こうと
読み終わってすぐにパソコンの前に座ってます(笑)

1年くらい前にこの作品を読んだ時、自分のお気に入り作家や
話題になる作品だけをチェックしがちになって
いた自分を戒めてしまいました(笑)。

古本屋で見つけて買ったこの作品。
去年の4月に新刊で出ていた時には、全くの
ノーチェックでした。
古本屋であらすじを読んで、以前二見書房で出た
ような、ソーントンの初期作品だということを
知りました。
二見で出た「情熱とプライド」が面白かったので
これは期待できるかも・・・と思い読みました。

そして、本当に期待を裏切らない、否、予想以上の
面白さでした~!
ロマンス小説ってやっぱり読んでいて楽しいなぁ~と
改めて思わせてくれる作品でした。
読み終わってすぐにもう一度最初から読み返していまいました。

まずは何が面白かったかと言えば、久しぶりに読んでいてジリジリ
するようなロマンスの展開を楽しませてもらいました。
最近のロマンスにありがちな、最初からヒロインにメロメロヒーロー
の行動を露骨に表す展開ではなく、文章のそこここに、読んで垣間見れる
ヒーローがヒロインに魅せられていく展開が本当にツボでした。
こういう展開は昔のハーレクインの作品にも通じるものがあって
やっぱりソーントンもイギリス人の作家さんだなぁ~と思い
ました。

この作品に関してはヒロインも本当に魅力的でこういうヒロイン
が大好きな私には、何度読んでも飽きないです。
天真爛漫で、てらいがなくて真っ直ぐな性格のヒロイン。
沈着冷静なヒーローがまたそんなヒロインによって人間らしい感情を
徐々に表していく姿もめっちゃツボでした。
2人のラブシーンの描き方もホットで読んでいてドキドキして
しまいました(笑)。
フランス革命後のフランスとイギリスの史実に出てくる人物を
物語に上手くとり入れて、そういう点でも巧い作家さんだと
思います。

ソーントンの初期のこういうロマンスをもっと翻訳して
欲しいですねーー。
ラズベリーのシリーズ作品はミステリー色が強くて途中から
読むの止まってしまってるんですが・・・(苦笑)
去年作家さんご本人がお亡くなりになったことを知りました。
70歳だったそうです。

くどいようですが、どこの出版社でもいいから
ソーントンの初期作品を翻訳して欲しい!!

リンゼイ・サンズ*銀の瞳に恋をして

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アメリカではパラノーマル物が一大ブームだという記事を
以前、何かで読んだ記憶があるんですが、
日本も同じように、最近はパラノーマル物の翻訳作品が沢山
出るようになってますねーー。
私も時流にいつの間にか乗って(笑)、色々と翻訳された作品を
読むようになってます。
その中でも、パラノーマル物ではやはり定番の(笑)
ヴァンパイアが主役のお話に一番触手が動きます~。

今回のこの作品は、あらすじからも、表紙のイラストからも
今まで読んできたシリアスなヴァンパイア物とは違って
コミカルで笑いのあるヴァンパイア物だとのこと。
昔からシリアスな物語が好きなので、笑いのあるロマンス作品と
いうのは、自分的には好きになるハードルが高いので
今回のこの作品はどうだろうなぁ~と期待と不安が半々で
読みました(笑)。

読み終わった感想を先に書かせてもらうと、
こういったコメディタッチな作品も、シリアスなお話ばかり
読んだ後は、気分転換に読むにはイイかもなぁ~と
思いました。
ストレスなく、サクサクと読めました。
ヴァンパイアの、何故血を飲まないと
生きていけないか、何故不死なのかという、一番の要な部分も
作者独自のあくまで現代風な描き方をしていて、目新しくて
なかなか面白かったです。

ストーリーの中で一番驚いたのが、ロマンチックタイムズ誌の創設者である
キャスリン・フォークが登場していたこと!
それも登場頻度はかなり多い!!
もはやロマンスの業界では、小説の中に取り上げられるような
伝説的な人物になってるんですね。
遠い昔(笑)、日本でもキャスリン・フォークお勧め作品というのが
翻訳されていたのを思い出しました~。

あと、ロマンチックタイムズ誌主催のファンの集いを描いた場面も
面白かったです。
さすが本場アメリカでのファンの集いは、熱気に溢れている感じ
ですね~~(笑)。
主役2人のロマンス部分よりも、実は読んでとっても印象に残ってたり
します…(笑)。

このシリーズ今現在12作品が本国では出ているとのこと。
アメリカのTVドラマのように、このシリーズも
読めば読むほどハマっていく
パターンなのかなぁ~なんてことも思ってます(笑)

でも、シリアスなお話が好きな私としては
やはりヴァンパイア物では、ブラックダガーシリーズを
早く読みたいです~!!

メアリ・バログ*ただ愛しくて

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1作目がとても面白かったのでこの作品もすごく期待して
読みました。
作品を読み始める前、あとがきから読む習慣があるんですが、
そこでヒーローが今まで読んだロマンスの中でも一番と言っても
いいくらいの悲惨な境遇に遭っている設定だと知り、どんな展開に
なっているんだろうか・・・と思いつつ読んでいきました。

まずは読んでいて、この作家さんの人物の捉え方や描き方って本当に
好きだなぁ~と思いました。
作品は違っても作家が同じだと、パターンがちょっと違うだけで主役達が
同じようなキャラになっている・・・という作家さんが結構いますが、
(好きなパターンだと、ロマンス小説ではこれもまぁありかな・・・とは思う私
ではありますが(笑))
この方は2作を読む限り、個々の人間の描き方がちゃんとなされていて
作家としての力量を感じました。

言葉の一言一言を大切に書いているなぁというのが読んでいるこちらにも
伝わってきて飛ばし読みは決してしたくない・・・という気持ちにさせられつつ
読みました。

それにしてもこの作品のヒーローはとっても素敵でした。
感情移入してしまったぶん、ここまで辛い姿にヒーローを設定しなくてもいいだろう
に・・・と思わず思ってしまったり。
こういう設定だからこそこの作品の良さがあるとは解ってはいるんですが・・・。

派手なロマンスではない、本当に心に静かに沁みわたっていくロマンスでした。
読み終わってもしばらく余韻が残っていました。
今回の作品、脇に出てくるキャラ達がそれぞれ独立してロマンスの主役達になって
いそうで、これは読んでみたいなぁ~と思いました。
特にヒーローの雇主の公爵のロマンスはすごく読みたいですねー。

早く次回作が翻訳されますように!!

キャサリーン・E・ウッディウィス*「シャナ」

もうご存知の方々が多いと思いますが、
K・E・ウッディウィスが今月6日、癌のため68歳で亡くなられました。
一度はこの方の作品についても書きたいなぁ~とずっと以前から
思っていたのですが…。
(余談ですが、昔のサンリオに載っているプロフィールでは
1937年6月生まれとなっているので、年齢が合わない…。
どちらが誤っているのか。)

サンリオから翻訳されて以降、未訳作品を翻訳されることを待ち望んで
いる人達が多いなか、まさかご本人が亡くなられてしまうとは…。
ヴィレッジブックの「炎と花」刊行後は、このスピンオフを出してくれる
ものとばかり思っていたんですが、その気配も全くないし。

サンリオからモダンロマンスシリーズとして翻訳されていた当時、実は私は
この方の作品よりもローズマリー・ロジャーズのヒストリカルの方が好きだった
んですよね。(でも「甘く野性的な恋」に始まるジニーとスティーヴの話は
さすがには苦手でしたが(笑))。

今も巷ではとっても評判のいい「冬のバラ」とかは、何度よみ返しても
苦手なんですが(ヒロインにどうも偽善的なモノをすごく感じてしまい)、
好きな作品は何度読んでも飽きないなぁ~と思います。

今回は一番好きな作品である「シャナ」について感想を書きたいなぁ
と思います。

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「シャナ」

カリブ海に浮かぶ島の領主を父にもつシャナは誰もが振り向く美貌の持ち主。
父親は自分の富を継がせるために、彼女が結婚相手を見つけれるように
ヨーロッパに送り出す。だが、その美貌とは裏腹に、並みの男達よりも
ずっと気丈で意思の強い彼女が惹かれるような男性はいない。

男達にも幻滅していっこうに結婚相手を探そうともしない娘の様子を
知った父は、彼女に最後通牒をつきつける。1年以内に名門出身の
花婿を連れてこなければ、自分が選んだ花婿と無理矢理にでも結婚
させる…と。

他人に自分の運命を左右されるなんてとんでもないと、シャナは一計を
案じる。イギリスの名門貴族と同じ姓を持つ死刑囚と、名ばかりの結婚を
し、彼が亡くなれば未亡人として島に戻ればいいと。

そして、シャナはその人物が囚われているニューゲートの牢獄へと密かに出向く。
そこにはボロボロの服、クシャクヤの髪に顔はヒゲで覆われた男がいた。
彼女は自分の魅力を最大限に見せびらかし、男を惑わせ彼から即答を
得ようとするが、たんなる田舎者だと思っていたその男から、逆に
条件をつきつきられる。
君との結婚に同意してもいいが、それは実質を伴ったものであること。
君と一夜を過ごし結婚の誓いを果たすことが条件だと…。

彼女はまだその時は知らなかった。この男が不屈の意思と精神力の
持ち主であり、この出会いによって彼女の運命が大きく変わろうと
していることを…。


この作品のヒロインが苦手だという話はよく聞くんですが、私は好きな
キャラなんですよね。最初の頃は傲慢で我がままなイメージが強いですが、
自分に正直というか、憎めないところがあって、ヒーローの無尽蔵な(笑)
愛情を注がれていくうちに、なんだか可愛いキャラになっていくところも
ツボでした。

ヒロインも強烈なキャラではありますが、やはりそんな彼女をどんな目にあっても
愛することを止めないヒーローが、なんと言ってもこの作品が好きなところで
あります。
ウッディウィスの作品のヒーローの中では私が一番好きなヒーローです。

こうやってあらすじを書いていると、またこの作品を読み返したくなり
ました…。

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