大好きなHQやロマンス小説の感想を主に書いていきます〜☆
スーザン・キャロル*魔法の夜に囚われて

2008-07-21 Mon 19:23
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読み終わりました。
ここ2年ばかり、出版される文庫のヒストリカルを余りに沢山読み続けた
せいか、普通のヒストリカルを読むのに飽きてきているので(笑)、
この作品にはちょっと今までにないテイストを期待して読みました。

物語の中盤くらいまでは、これは結構面白いなぁ〜と思いながら
ぐんぐん読み進んでいたんですが、ヒロインがヒーローと一緒に
暮らすようになってからの、ヒロインの行動にどうも共感できない
シーンが何箇所かあって、ヒロインのキャラクターとして、そういう
行動をとっても仕方ないのは分かるけれども、好きになれないーーー
と思ってしまいました。

現実主義で一言多いキャラクターだというヒロインなんですが、
本当にデリカシーに欠ける・・・と思わず思ってしまった私です・・・。
もっとヒーローの立場に立って物事を見てあげろーーと(笑)。
本の虫だというヒロインですが、それにしては余りに想像力と
洞察力に欠ける・・・。どんな本を読んでいたんだーーと言いたく
なってしまいました。
反対にヒーローは風貌は荒々しいんですが、内面はこれは
乙女だわぁ〜(笑)と思ってしまうよなロマンチストで繊細な
心の持ち主なんですよねー。
そんなヒーローなので、ヒロインの行動に傷つけられても
彼女を責めようとはせず、自分を責めてしまうんですねー。
本当に健気なヒーローでした。

私としてはちょっと好きになれないヒロインではあったんですが、
物語としはそれなりに面白く読めました。でも、最後の方まで
読んでいって、これは読み返すことはない本だなぁ〜とは
思いました。一度読めば十分という・・・。
RITA賞を獲っているというので、今までこの賞を獲った作品は
どれも面白かったので、そのことでも期待していたのですが、
その点ではちょっと期待外れだったと正直思ってしまいます。
ちなみに、この文庫の表紙は好きですね〜。

今読んでいる二見のバンパイア物の方が面白ろそうです・・・。

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キャスリーン・E・ウッディウィス*まなざしは緑の炎のごとく

2008-01-23 Wed 00:22
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去年末にはブログ更新を頑張ろうと思っていたのに、なかなか実行
できずに1月も後半・・・。

でも今回はやっとヴィレッジからウッディウィッスの新作が出たとあって、
ブログにも感想を書く気力がわき上がってきました(笑)

・・・・と言っても、この気力というのが不満から書かせてもらうことで
ほとんど尽きてしまいそうですが・・・。

この新作を読む前の気持ちは、ウッディウィスの新作がサンリオ時代から考えると
20年以上ぶりに翻訳された嬉しさと、翻訳者がヴィレッジから出た「炎と花」の訳者
と同じだとわかった時の嫌〜な予感・・・。

ヴィレッジが「炎と花」を新訳で出した時は、この作品が以前書いた「シャナ」に次いで
好きな私としては、また新しい訳で読めると!という嬉しさで(新作でない不満は
もちろんあったものの)すぐに本屋へ直行しました(笑)。

そんな期待とは裏腹に、このヴィレッジ版「炎と花」が読んでいて本当に面白くない・・・。
上巻の半ばで読む気力がなくなり、すぐにサンリオ版と読み比べてしまったぐらいです。
何がそんなに違うのかというと、ヴィレッジ版にはロマンス小説に大切な情感というものが
訳に全く(!)感じれないんですよね・・・。

で、その翻訳者がまた、それもやっと日本で新作として出るウッディウィスの作品を
手がける・・・。
長年待っていたファンとして、自分自身、客観的に考えて点数が辛くなってしまうん
だろうなぁ〜と、余り読む前から決めつけはしまい・・と思いつつこの新作を読みました。

しかし、やはり同じ訳者がそんな短期間に変わるべくもなく、作品を読んでいて
この表現は英語ではこう書いているんだろうなぁ〜と本当に思いつくシーンや表現が
多々・・・。余りの直訳のしすぎ、表現の硬さに自分の頭の中で表現を変えて
読んでしまいました。

作品自体がウッディウィスの面白さは健在だなぁ〜とわからせてもらえたもの
だっただけに、これがロマンス小説の訳に適した訳者で読めたら・・・と
思わずにはいれませんでしたね〜。


溜息・・・。

最後の最後まで不満で終わってしまいそうなので、作品について最後に
書かせてもらうと、これまで沢山のヒストリカルを読み続けてきたので、
そんなヒストリカル飽和状態の自分が今現在、ウッディウィスの作品を読んでどれぐらい
面白いと感じるのだろう・・・と思っていましたが、やはり大御所はロマンスの
ツボを心得ているなぁ〜と改めて思いました(笑)。

作家歴が長くなると作風も変わってしまうロマンス小説家も沢山いますが、
古典ともいえる展開を維持してくれているところがまたファンとしては嬉しかったです。
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アマンダ・クイック*真夜中まで待って

2007-10-07 Sun 02:51
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旅行から帰ってきてその疲れからか、それとも、その時読んでいた
キャサリン・コールター作品でブレーキがかかってしまったのか、
この作品を読み始めるまで、買ってから数日かかって
しまいました。

好きな作家サンの作品なので本来ならすぐに読んでもいいはずが、
物語の設定が以前MIRAで読んだキャンディス・キャンプの
眠くなる話と同じ、心霊研究を舞台としたミステリーものだったので、
あぁ〜またあの退屈な話と同じかもなーーと漠然と思いながら読み始め
ました。

でも、ページを繰るごとに、すぐにそんな杞憂はどこかへいってしまって
ました(笑)。
やはりアマンダ・クイックのヒストリカルは面白い!
J・A・クレンツ名義の現代モノは買ったり買わなかったりしているんですが、
ヒストリカルに関してはいつも楽しませてくれますね〜。
ヒストリカルとミステリーを絡めた作品も、私としては本来なら食指が動かない
組み合わせなんですが、アマンダ作品に関していえばそれもいい具合に
マッチしているなぁ〜と毎回思います。

今回の作品は私としては「隻眼のガーディアン」に次いで面白かったです。
一見冷徹で謎めいたヒーローが作家であるヒロインのもとを訪れる最初の
シーンから、読んでいて思わず頬が緩んでしまいました(笑)。
自分がヒロインの小説に登場する悪役のモデルにされてしまったと知った
ヒーローがそれ以降、ヒロインがどうこの悪役を描くのかが気になって仕方の
ない様子も可愛くて(笑)、読んでいてとっても楽しかったですね〜。

ヒーローは会った最初からヒロインに惹かれて、結構積極的にアプローチしていくん
ですが、そのことにピンときてないヒロインがまた、アマンダ作品のヒロインらしく
て面白かったです。
この、思わず頬が緩んでしまうという楽しさが、ページ、ページ毎に
この方の作品にはあるので、話が進めば進むほど読み終わりたくない
なぁ〜という気持ちになってくるんですよねー。

沈滞していたロマンス小説への読書欲がこの作品を読んでまた活性化され
たので(笑)、アマンダ作品の以前の作品かJ・A・クレンツ作品を続けて読みたく
なっています〜(この余韻を引き続き味わいたい…)。

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ジュディス・マクノート*いつの日にか君と

2007-08-21 Tue 23:57
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「パラダイスを君に」以来、ようやく翻訳された今作品。
「パラダイス」を読み終わった時は、すぐにでも次の作品が
読みたい〜と自分の中でも盛り上がっていたんですが、
2年経つとさすがにその時ほどの盛り上がりには欠けていました。
(本を読む前は と但し書きを付けさせてもらいます(笑))

で、買ってきて読んだ感想はというと、久々にロマンスを読んでいて
話の世界に入り込みすぎて、余りに辛いシーンでは、
思わずページのを繰る手が早くなって、流し読みしてしまいました。

そのシーンというのが、メキシコに逃亡したヒーローがヒロインに再会するため
に空港に現れるシーン。
その前の段階でヒーローはヒロインに宛てて切々とした手紙を送っていて
(ヒロインもこの手紙を読んでヒーローと一緒に逃亡生活をする決意を
固めるわけなんですが)、読むこちらもジーンとくる内容の手紙
なんですよね。
そんな手紙をもらっているに関わらずヒロインはヒーローが本当に
殺人者かもしれないという疑惑にさいなまれて、
結局ヒーローを逮捕する手助けをする…。

いくら疑惑があったとは言え、自分も死んでしまうかもしれないのに、
彼女のために凍った川に潜って彼女を探すという行動までした人物を
疑惑の段階でこんな裏切り行為をするなんて…、信頼というものは
ないのか〜と読んでいて思わず叫びたくなりました(笑)。

このヒロインの行動に対しては色々な理由があるにせよ、どーも納得いかない
なぁ〜と悶々としながらページをくっていたんですが、
ヒーローの無実が晴れるのがあっという間なので、今回は本当にロマンス小説って
変なストレスがなくていいと思いました。
これで無実が晴れるまで引き伸ばされたものには、ヒーローに感情移入
しきっていただけに(笑)、辛いものがあったと思います…。

そして、ラストまで読んで感じたこと。それはヒーローの行動で作家さんが
言いたかったことなのかなぁ〜とも思ったんですが、人を愛し愛される
こと、そして赦すことの大切さ。
2人がハッピーエンドになってからもページがたっぷりと割かれているので
そこもロマンスファンとしては満足度大で、とっても幸せな気分に浸れて
よかったです。

前作の主人公達も大事な脇役として登場しているので、またまた
「パラダイス」を読み返したくなりました。

最後に、この文庫の表紙について一言…。ヒロインは可愛いタイプの美人
なのに(白雪姫にも例えられていたりもしたのに)、この表紙の
モデルはないよなぁ〜と思ってしまいました。この男顔のモデルとは
余りにイメージが違いすぎる…。本が本当に良かっただけに、
この作品の題名ではないですが、表紙に到るまで思わずパーフェクトを
求めたくなりました(笑)。
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カレン・マリー・モニング *ハイランドの妖精に誓って

2007-07-27 Fri 20:24
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このシリーズ、毎回読み始めるまでは、それ程期待していないんですが、
(と言うのもパラノーマルというジャンルにほとんど興味がないので)
読み始めるとなかなか面白くて、最後まで飽きることなく読めてしまう
んですよねー。

今回も同じで最後まで集中して読めました。
それにしてもパラノーマルというジャンルでは何でもありなんだなぁ〜と
読んでいて思ったこと幾数回(笑)。

今回の作品は実在していた人物の側近にベルセルクがいたり、ヒーローが
500年も生き続けていることを彼の友人2人は当たり前のことの
ように思っている等、現実世界とファンタジーの世界が前2作よりも
より交じり合っている世界観を感じました。

お話のあらましだけで判断するなら、決して読みたいジャンルではないん
だけに、読んでみないとわからないものだなぁ〜と改めて思いました。
まぁ、今までの2作も同じで読むと面白かったんですが、今回はラストに
到るまで、まさに何でもありの世界だっただけに(笑)。

でも今回のラストはこういう世界観の中でないとあり得ない展開だなぁ〜
と思いました。そこがまた面白かった点でもあり、パラノーマルでは
こういうことも許される、逆にいえばこのジャンルでないと読めない
ラストだと思いました。

読み終わる直前くらいに今まで2作よりも面白いかも…と思って
本屋さんのカバーを外してみると、この作品はRITA賞をとっているん
ですね。それが、ここずっと文庫を読み続けていて、自分が面白いと
思った作品とRITA賞作品がリンクすることが多いと、最近わかってきたん
もので(笑)。
今まではほとんど受賞作かどうかを意識したことなかったんですが、
これからはRITA賞受賞作品はちょっと期待して読んでしまいそうです…。

最後に、今月はMIRAも入れるとスコットランドを舞台にしたヒストリカルが3作も
発売。数年前にイギリスの新聞にアメリカのヒストリカルロマンスの1/3以上が
スコットランドを舞台にしたもので、それは「ブレーブハート」の映画の
ヒット以来、顕著になっているという記事が載っていたのを思い出しました。
アメリカでの比率と同じように日本でも翻訳されているようデス。



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ジュリー・ガーウッド*太陽に魅せられた花嫁

2007-07-24 Tue 22:21
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この方の前作がとっても面白かったので、今回の作品は今月出る文庫
の中で一番楽しみにしていました。

そして、読んだ感想は、まるで前作と同じパターン…、それも余りにヒロイン
が天然…。これももちろん前作と同じなわけではありますが、余りに
同じパターンを読まされると、皮肉屋な私としては、ちょっとついて
いけないものが(笑)。

まだ前作はヒロインの育ちが奇想天外な設定だっただけに、
ヒロインそのものの天然ぶりも可愛く思えたわけですが、中世を舞台に
このパターンをされると、前作ほどの面白さを感じれなかったという
のが正直な感想です…。

コミカル系よりもシリアスな方が小説や映画でも昔からすきなので、この
天然ヒロインの中世モノはちょっと私の好みとズレていた感じでした。

まぁ、期待値が高かっただけに、ガッカリ度も大きかったとも言えますが。
最初にこの作品を読んでいたら、今回ほどのガッカリ度はなかったかも
しれません…。

それにしても、2作共が同じパターンだと、もしかするとこの方の他の
作品も同じパターンなのかなぁ?と疑問をもってしまいました。
多分、評判がいいみたいなので、次回のヒストリカル作品の翻訳もされる
と思うので、次の作品がどんなパターンなのか興味津々デス(笑)。

今読んでいる、同じく新刊の「ハイランド…」の方が面白そうデス。


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スーザン・ブロックマン*知らず知らずのうちに

2007-05-01 Tue 00:00
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じっくりと読ませてもらいました。今回の作品はドンパチ
(表現が古い?)モノに割かれる割合が少なかったせいで、
登場人物達の人間模様が中心となって描かれていて面白かったです。
やっぱりスーザン・ブロックマンって人間を描くのがうまいですね〜。
700Pを越す作品でしたが少しも長いと思わずに読んでいました。

まずは主役の2人ですが、最近、巷でも私の周りでも年下のダンナを持つ
人が多いので、結構この2人のパターンってあるよなぁ〜と実感を持ちつつ
読ませてもらいました(笑)。
ヒーローがとっても可愛いですねー(笑)。これだけ一途に迫られれば
ヒロインでなくてもコロリといってしまいます…。

サムとメアリー・ルーの関係も今回はより深く描かれていて読み応えありました。
サムが今回の話を読んでますます好きになりましたねー。やっぱり人間、
そうそうイイ人ではいれないんですよね。いくら妊娠した相手を捨てずに
結婚に踏み切った行為が、どんなに高尚であっても。
相手と暮らして共通するものが何もないと分ればなおさらのこと。

2人の結婚に終止符をうつのはメアリー・ルーが決意できるかどうかだけに
かかっているわけですが、その彼女の心の成長振りがじっくりとページ
を割いて描かれていました。

このシリーズでは主役達よりも戦時下でのロマンスの方が印象深いと毎回読んで
思うんですが、今回の2人の話もなかなかよかったです。
戦争という状況下で普通ならば出会うこともなかった2人が出会い、恋に
おちる。この2人の話を読んでいて何故か昔見てずっと心に残っている
「ルシアンの青春」という映画を思い出してしまいました。内容的には
全く類似するところはない作品なんですが…。
やはりロマンス小説はラストがハッピーエンドで終わるのでいいですね。2次大戦を
舞台に描いた映画(特に欧州作品)は哀しいラストが多いので。
そこがまた心に染み渡るとも言えますが…。

物語とは別のところで一言だけ言いたくなったのは、日本がアメリカとの
本土決戦を諦めたのが、勇敢な飛行部隊の東京急襲だったというくだり。
それは、あなた余りにもアメリカの歴史を美化しているでしょ〜と。
ちょっと日本人として見過ごせない…。
日本が本土での決戦を諦めたのは2つの原爆投下だったのは自明の理。
アメリカ人の日本への原爆に対する無関心ぶりには本当に驚くことが
ありますが、この作家さんにしてこうか…とちょっとガッカリしてしまい
ました。
あ…ロマンスの感想から全くハズれて熱くなってしまいました…。

最後に、今回の作品は本当に上編というかんじで終わっているので
早く下編を出してくれないと…と思ってしまいました。
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