大好きなHQやロマンス小説の感想を主に書いていきます〜☆
ジュリア・ジャスティス*黒の貴婦人

2007-12-23 Sun 16:16
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読み終わってかなり時間が経ってしまいましたが・・・。
好きな作家さん、それも久々に刊行されたうえに普段のヒストリカルよりも
ページ数が多いというので期待大で読みました。でも設定そのものは
好きなパターンではないのでそこのところはちょっと不安を持ちつつ…。

で、やはりこういう幼馴染のヒーロへのヒロインの憧れ… というパターンで始まる
設定が昔から好きじゃないので、イマイチかもなぁ〜と思いつつページを繰って
いたんですが、ページが進むごとにいい意味でも悪い(?)意味でも
この作家さんの個性全開な展開になっていったので、中盤以降は飽きることなく
読み終わりました(笑)。

以前から思っていたことですが、今回はより読んでいて、この作家さんには
カテゴリーロマンスという型にはまったロマンスではない、枠に囚われない形での作品を書いて
もらいたい、そんな作品を読んでみたいなぁ〜と思いました。
ヒロインの妹のキャラなどはかなり踏み込んだ設定で面白かったです。
それにしてもHQヒストリカルで、処女だとばれないようにその方法を伝えるシーン、
それも多分ヒロインはそれを実行している・・・という場面を読もうとは思いませんでした(笑)。

この方のどの作品にも共通していること、それはヒロインが精神的に自立していて
強いということと、一度こうと決意した後はセックスに対して積極的なところだと思う
んですよね〜。
この積極性にはちょっと引いてしまうところも正直ある私ですが(笑)、これが
ないとまた物足りなく感じるのかなぁ〜(笑)とも思ってしまいました。

最近はHQヒストリカルでさえ、買わなくなりつつある私なので、
またあまり時間をおかずにこの作家サンの作品が読めたらいいなぁ・・・と希望
しています。

最後に、最近のHQヒストリカルの表紙について。
まずは今回のこの作品ですが、間に合わせ感の強い表紙選択にはちょっとゲンナリ・・・。
作品の主人公達と表紙の人物が全くマッチしていない・・・。
きっと日本HQ社独自の選択だと思いますが・・・。
あと、最近本当にHQヒストリカルで頻発している、同じ表紙の使い廻しだけは
勘弁して欲しいなぁ〜とつくづく思っています。
本に対する編集者の愛情が全く感じれない仕事ぶりですよね・・・。
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デボラ・ヘイル*花嫁の醜聞

2007-01-25 Thu 02:13
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やっと読み終わりました。発売と同時に買っていたのに
他の新作を次々に読んでしまい、この作品がず〜と
途中で読んではやめの繰り返しで…。
と言うのも、こんなにダラダラと読んでしまった理由は
ハッキリしていて、ヒロインにどうしても共感できなかったから。
話の内容としてはとても面白くて途中で読むのを止めようと
は思わなかったけれど、どうしてもヒロインが…。

ロマンスのヒロインには色々な状況下でヒーローと出会うパターンがありますが、
私がどうしても苦手なのがヒーローと違う男性の子供を身ごもっている
状況でヒーローに惹かれる…というパターン。違う男性の子供を身ごもって
いるのに他のオトコに惹かれる…というのがど〜も生理的に受け付け
ないものがあるんですよね〜。これが赤ちゃんがもう生まれた後
とかだと全然読んでいても苦手ではないんですが。
まだ子供ができるって行為(笑)をしてからそんなの経っていないのに、
他のオトコに目がいくか〜と。
作家としてはヒーローがそれ程魅力的だと言いたいんだろうなぁてことは
よーく分るんですが…。

ロマンスモノの面白いところは、主人公達の理性や理屈を超えたところで惹かれ
合う気持ちのぶつかり合いだとは常日頃思っているんですが、今回のパターン
のロマンスは敢えて読みたいとは思わないんですよね〜。

このパターンが苦手でなければ、話としてはとてもよくできていて面白く
読めた作品だと思います。


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メアリー・ブレンダン*六年目の復讐

2007-01-03 Wed 23:31
先日書いたばかりの未読作品が、たまたま寄った古本屋に売って
いたのですぐに買って読んでみました。

6年前の婚礼前夜にヒーローのもとから逃げ出したヒロインは、それ以後も
何度か婚約まで交わした相手がいたにも関わらず、現在まで結婚
せずに未婚のまま。その美貌で注目を集めることはあれど社交界では
これまでの行状から今やつまはじき的な扱いをうけている。
ヒロインと婚約していた当時は爵位もない少佐だったヒーローだが、兄達の
死により伯爵になっていた。そんな2人が婚約騒動以来、6年後に
再会する…。

あらすじを読んだ時に、今月の作品とよく似ているなぁ〜と思って
いたけど、ストーリー展開もよく似た作品だった。でも、この作品は
ヒロインがどうもいただけない…。癇癪もちで自尊心が高く、ヒーローを
婚礼前夜に捨てた理由も彼に自分を追いかけて欲しかったからと…。
どこをとってもちょっとなぁ〜と思ってしまう。そんなヒロインの魅力と思え
たものは正直さと弱者に対する思いやりのあるところ。
でもこの美点もどうも霞むほど読んでいるとイライラさせられてしまった。

登場人物達が沢山でてきて彼らの人間関係がページをさいて描かれ、
ロマンスの進み方としてまどろこしいところがあるというのは、今月作にも
言えたことだけど、この作品はもっとそれを感じてしまった。
煩雑すぎて、読んでいて飛ばし読みしたくなった(笑)。

ヒーローは今月のヒーローと似ていてよかったけれど、作品自体もよく似ている
ので作品的な評価としてはどうなんだろう?と思ってしまう。
翻訳作はこの2作品だけみたいなので、次にでる(として)作品で評価
がわかるかなぁ〜と思いました。
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メアリー・ブレンダン*噂の子爵

2007-01-01 Mon 22:32
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この作家さん、以前出た作品を買っていなかったことに今月作を
読み終わって、調べてわかった。
というのも、今回の作品を読んで何故この作家のことが記憶に残って
いなかったのかなぁ〜と不思議に思ったから。
そう思うくらい今作はなかなか面白く読めた話でした。

まずはヒロインは未亡人だけれど亡夫とは父親と娘のような関係だったという
(つまり処女)懐かしい(?)設定。ヒロインは美人なうえに健気で財政的に
困窮しても自分の領地に住む者たちへの心配りを忘れないという優しい心根
の持ち主。

ヒーローは元放蕩者で自力で財産を増やし、兄が死亡し爵位も受け継ぎ、今や
自由気ままに独身生活を謳歌していて社交界では注目の的という存在に。

ヒーローは昔ヒロインの父親から結婚の申し込みを拒まれ、その後すぐにヒロインが別人と
結婚したことがトラウマになって、再会した彼女に惹かれる気持ちを素直に自分
でも受けとめれない。そして、財政的に破綻した屋敷を救うために
ヒーローに結婚を申し込んだヒロインに対して、愛人として面倒をみようと
提案する…。

読み終わってB・カートランド作品のような雰囲気のロマンスだなぁ〜と思った。
最近よくあるHOTなシーンのあるヒストリカルではなくて。
ヒーローは放蕩者だったということだけれど、これがヒロインと再会する数年前
にも密かに彼女の夫の破産の危機を救っていたりと、読めば読むほど本当の
ジェントルマンって感じだなぁ〜と思ってしまった。

登場人物達が沢山でてくるストーリーだけれど、それぞれのキャラもしっかりと
描かれていて、そこもポイントが高かった作品でした。


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ヘレン・ディクソン*新天地の花嫁

2006-12-12 Tue 20:54
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昔、ヒストリカルと言えばこういう作品をヒストリカルだと思っていた
んだよなぁ〜という作品を読ませてもらいました。
波乱万丈なストーリーで集中して読んでしまった。
今月出たHS中では、一番私としては読み応えがあった作品だった。

物語はアメリカ人ヒーローとイギリス人貴族のヒロインの恋愛モノというよくある話かと
思いきや、これが舞台がアメリカへと移ると同時に、当時の奴隷制度の問題が
ストーリーの主要なテーマになっていく。
ここまで奴隷制度について描いたHQ作品を今まで読んだことがないと
思う。
読んでいて昔、巷で話題になっていたルーツっていうドラマを思い出して
しまった。このドラマで子供心に奴隷制度って本当に怖いと思ったことを
今でも憶えている。
今作を読んでいてその時の記憶がおぼろに思い出されてしまった。
やはり作者がイギリス人だからこういう視点でのロマンスを描こうと思ったの
かなぁ。
アメリカ人作家のロマンスだと南北戦争当時や、南部の古き良き時代という
視点のロマンスはよく読んだことはあるけれど…。

ヒロインも最初は、周り全ての人が嫌らっているオトコを好きになって友人の
言葉にも耳を傾けようとしない、どうしようもないタイプだなぁ〜と思って
いたら、これがアメリカへ渡ると同時になかなか強く賢い女主人になっていく。

ヒーローも外見・知性・人柄全てに優れているというタイプで、そんな2人が
困難を伴うであろう次の時代に向けて力強く踏み出すラストには、彼らの
次の世代の話も読んでみたいと思わせるものがありました。←まさに
ルーツの世界(笑)。





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ゲイル・ランストーム、テリー・ブリズビン、ルース・ランガン*やどりぎの魔法

2006-12-06 Wed 04:28
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この本ではT・ブリスベンの作品を読むのを楽しみにして買った。
と言うのも、今まで出たこの作家さんの作品を読んで、他の作家と
は視点が違って(ロマンスの)新鮮味があって面白いかも…と思って
いたから。

そして、今回の作品も意表をつくモノでした。
何しろヒロインは諸々の事情があるとは言え、自ら娼婦という職業を選んで
いるという方。領主が厨房等の他の仕事を与えようとしたのに、娼婦を
選んだというんんだから、それなりの納得いく説明がなければ、ヒロインと
してはどうかと思う設定だった。
そんなことを思いながら読み進んでいったけれど、ロマンスとしては
面白かった。
でも、やはりヒロインが自ら娼婦になることを選択してしまう、その心の過程
をもう少し丁寧に描いてくれないとやはり彼女に感情移入するのには
ちょっと難しい処があったのも事実…。

でも読み終わってまたこの作家サンの作品を読み返したくなる作品では
ありました。

G・ランストームの作品は以前出たHSの関連作。
元気なヒロインがオトナなヒーローに反発しながらもいつの間にか彼に惹かれて
いくというお話。
2人の関係に謎解きも織り交ぜながら話は展開していくけれど
どうもこのリージェンシー物によくある(と言うか最近ほとんどこのパターン
が多い…)謎解き部分が私にはいつも読んでいて邪魔で…(笑)。
純粋にロマンスだけを読ませろ〜と毎回本当に思ってしまう。
で、いつものように(笑)謎解き部分はほとんど飛ばし読みで読んだけれど、
ロマンスとしてはちょっとデボラ・シモンズを彷彿とさせるモノで面白かった。

R・ランガンの作品は西部モノ。
お話としては正統派ロマンスという感じで、作品自体もコンパクトにまとまって
いてすんなり読める作品だった。
そのぶん、余り強い印象がないので書くことが思いつかない…(笑)。

総じて3作とも面白かったし、表紙もクリスマの雰囲気たっぷりで満足のいく
1冊だった。





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ヘザー・グレアム*愛は荒野をめぐる

2006-12-02 Sat 23:31
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ヘザー・グレアムの作品は、MIRA文庫が創刊される前くらいの作品までは全て
読んでいたけれど、いつの間にかパターンに嫌気がさして、最近では全く
読んでいない。
今回はヒストリカル、それも1988年の作品ということなのでちょっと期待して
読んでみた。

まずはヒーローはどんなタイプだろう・・・(粗筋だけではつかみきれなかった
ので)と思っていたら、亡くなった奥さんが忘れられない、彼女の死に
対して自責の念に苦しんでいるという、いわゆる亡き妻モノのヒーローだった。
このパターンだとヒーローは頑なにヒロインへの自分の気持ちを認めようとしない
というのが定石なんだけど、この作品のヒーローもまさにその通りの方でした。

作品全体としては2人が出会ってからヒロインが彼の子供を産むまで、南北戦争
の情勢が物語の中に折々に織り込まれていて、一つのTVドラマでも見ている
ようだった。
本当に身内間の戦争(敵と味方の境界線が極めて微妙だという)だったん
だぁ〜ということが読んでいて実感できる作品でした。
ロマンスとしてはちょっと、物足りなかったかなぁ・・・とも思えるけれど、
時々はこういう作品を読むのも面白いと思った。

ヒロインの妹の話もきっとありそうなので、翻訳されれば読んでみたいデス。

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