大好きなHQやロマンス小説の感想を主に書いていきます〜☆
リサ・クレイパス*あなたを夢みて

2008-05-03 Sat 00:01
Autumn Leaves

ブログの更新がなかなか出来ず気づけば1ヶ月以上たっていました〜。
4月始めに読んだこのリサクレイパスの新作の感想をすぐに書きたかったんですが・・・。

前評判が良かっただけにとっても期待して読みました。
読んでいて思ったのは、とても面白かったんですが、お互いが惹かれ合った過程の
心理描写がちょっと物足りないかなぁ〜とも感じてしまいました。

やはりこの作品では、何と言ってもヒーローがとっても魅力的でしたね〜。
どん底から這い上がってきたというヒーロー像をすごく旨く描いていたなぁと思います。
今まで読んだクレイパスヒーローの中でも 一番くらいに、人物にリアリティがありました〜。

ヒロインと結婚して幸せの絶頂にいたヒーローが、賭博場とヒロインを失ったと思った時の
場面は読んでいて本当に涙が出そうになりました…。
愛する女も失い、その上、自分の存在理由でもあった賭博場も失った、彼の苦悩と喪失感を
想像すると・・・。
その分、廃墟の中で佇むヒーローのもとにヒロインが現れる・・・という2人が再会する場面は
読んでいて、まるで映像のように文章を追う頭の中で、その情景が浮かんできました〜。
今も読み終わってからしばらく経ちますが、思い出すと、うるっときますね〜。

それにしても、リサ・クレイパスはロマンスのツボを心得ているなぁ〜と今回読んでまた思いました。
理屈云々ではなく、読んでいて単純に面白いんですよね〜。
最近本当に文庫ロマンス本&ヒストリカルがこれでもかーー!(笑)というくらいに刊行されて
正直、私も食傷気味なんですが、この方の作品は、新刊が出るのを心待ちに出来ますねー。
別窓 | ライムブックス | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

ジュディス・アイボリー*闇の中のたわむれ

2008-03-11 Tue 19:26
02967243.jpg

公私共にバタバタしていて読み終わってしばらく経ってしまいました。

面白かったんですが、この面白さというのがちょっと複雑な感じでした(笑)。
手放しで面白かったー!と言うような類のものではなくて、この作家さん独特の
表現方法や視点があるのかなぁ〜と読みながら思いました。
そこがどうも私の感覚とピッタリとこなくて、読んでいて何が言いたいのか分からない・・・・
と思うシーンが結構ありました(笑)。

ロマンスそのものは面白く読めたし、ヒーローはよく描き込まれているなぁ〜と思いながら
読んだんですが、反対にヒロインの感情の流れがどうもよく理解できなかった・・・。
そこがどうも読んでいて、すごく面白いと思えなかった大きな要因かも。

あと、まずはこのヒーローが描きたくて、その相手としてヒロインは後付けで生まれたのかなぁ〜
とうがった見方をしてみたり・・・(笑)。

ラスト、ヒーローがいつヒロインに真実を告白するのか・・・と思いつつ何ページも読まされた
のにはちょっと引っ張りすぎでは(?)とも思ってしまいました。

独特な味のある作品ではあったので、また次にどんな作品を読めるのか楽しみでは
あります。
別窓 | ライムブックス | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑

リサ・クレイパス*夢を見ること

2008-02-11 Mon 00:06
02957925.jpg


一気に読み終わりました。

まずは作家さんによってはヒストリカルであろうとコンテンポラリーであろうと
お話の作り自体は変わらない作家の方達もいますが、この作品は
明らかに今まで読んだクレイパス作品とは違っていました。

作品が一人称で作られていること自体が大きな違いでしたが、
一人称のロマンスというものが好きではない私としては読む前から
これは大きな不安要因でした・・・。

で、読み始めて、やはり一人称というのは面白みに欠ける・・・という
気持ちを追いやることはできなかったのも事実ですが、ストーリー自体に
引き込まれて読み進めていったので最初に感じた抵抗感は薄れて
いたのも事実。
でも、ラストまで読んでとっても面白かっただけに、これを一人称でなく
ヒーロー目線なども入れて描いていたらまた違った面白さを感じれた
ろうなぁ〜と性懲りもなく思ったのも事実ではあります(笑)。

お話そのものの作り方も今までのヒストリカルとは全く違っていました。
これまで出たヒストリカル作品はヒーロー&ヒロイン、2人があくまで中心の世界が
展開されたお話でしたが、今回の作品はいうなればヒロインの成長物語と
いった感じが強かったです。
今までのクレイパスの作品に慣れていただけに、帯にも書かれている2人の
男性の間で悩むヒロイン・・・という展開でストーリー全体が構成されていると思って
いたので、初恋の男性との再会が終わりまで100Pをきったところから描かれる
というパターンは全く想像していませんでした(笑)。

読んでいて作家さんのこの作品に対する意欲みたいなものをすごく感じました。
ヒロインの心情が本当に繊細にそして正直に描かれていて、まさに等身大の
ヒロインといった感じです。

ロマンスという面からするとちょっと色合いが薄いかも(?)・・・と思っていたら
先にも書いた終わり100Pぐらいで2人の男性が登場すると、ヒロインの揺れる気持ち
も相まってグッとロマンス色が強くなって、彼女と2人の魅力的な
男性陣、そしてヒロインの雇い主との関係等、一気にラストまで盛り上がって、最後まで
くると本当にいつものクレイパス作品に落ち着いていた・・・とい感じでした(笑)。

ヒロインの雇い主であり、原題のイメージを担っている一人でもいる初老の富豪男性は
クレイパスのお気入りのキャラだというウェストクリフ伯を彷彿とさせる男性でした〜。
作家さんの温かな目線を感じましたねー。

今回はヒーローになれなかった男性のロマンスは本当に読んでみたいです!
でもそうなるとこれはヒーローの一人称で描かれるんでしょか?
今回の作品、とても面白かったんんですが、正直、やはりもう一人称の作品は読みたく
ないかも・・・。
別窓 | ライムブックス | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

リサ・クレイパス*想いあふれて

2007-11-11 Sun 01:41
20071111014536.jpg


二見書房のエジプト物のヒストリカルが、興味のないアドベンチャー系のロマンスと
知って、至極読むスピードが減速していたなかライムとラズベリーが発売
されたので、二見の本は脇においやられてしまいました(笑)。

ロマンス文庫が本当に月に何冊も刊行されるようになったので読む側も
新刊の発売までに買った本を読みきれない…。

しかし、今回のこのライムのリサ・クレイパス作品を読んでいる時ぐらい
自分が読みたいロマンスってこういう作品だよなぁ〜と実感させて
もらった作品も久々かも。
理屈ぬきでロマンスを読む楽しさを味わはせてもらいながら
一気読みしてしまいました(笑)。ここのところ忙しくて寝不足が
続いていて正直眠りたかったのに、読み始めるとこれがやめられなくて(笑)。

ヒロインが記憶喪失という設定はまるで前作のヒーローの正体が不明な設定の
逆バージョンだなぁ〜とちょっとウンザリ気味に読み始め、高級娼婦の
はずなのに記憶のないヒロインにはその片鱗すらない…とくれば、もう
彼女の正体はよくあるロマンス小説の設定そのもの…。
同じ設定の話はこれまで何作も読んでいるからなぁ〜と思いながら
読んでいったわけなんですが、話が面白いとお決まりの設定も全く
気にならなくなるんですよねー。

最後まで途中よくある中だるみもなく、厭きずに読ませてもらいました。
今まで読んだこの作家さんのヒロインの中では一番好きなキャラかもしれない
なぁ〜と思いました。こんな女性が側にいれば、それはヒーローならずとも
一時も側を離れたくない気持ち、わかります(笑)。
最後まで読んで、こういうカップルは本当にいいよな〜と、夢見る気持ちを
抱かせてもらいました。ヒーローはちょっとヒロインに飼いならされ気味では
ありますが(笑)。

来月もこのシリーズの続きを刊行してくれるとのことなので、読む側としては
嬉しいですね〜。
まぁ、2作共が同じくらい面白いというのは稀だと思うので(笑)、
余り期待しないようにして待ちたいと思います(笑)。

最後に、今回の文庫の表紙がどーしても好きになれない…。
まるで心霊写真の女性のようで(泣)。高級娼婦というヒロインの
最初のイメージでこういう顔の女性にしたのかもしれませんが…。
本編のヒロイン像とかけ離れてすぎているんですよねー。残念デス。
別窓 | ライムブックス | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

キャスリン・シェイ*天使は泣けないから

2007-10-15 Mon 03:21
20071014220404.jpg


HQスーパーロマンスで5作品翻訳されている作家さんらしいですが、
スーパーロマンスをほとんど読んでいない私にとっては、全く知らない
作家さんでした。

話の設定的には好きなものなので、期待して本を読み始めたわけ
なんですが、期待を裏切られずジックりと読ませてもらいました。

物語の最初の方は、過去の2人の衝突にもう少しページを割いて
もいいんでは(?)とも思っていたんですが、物語そのものが
2人が過去に何らかの惹かれあう感情があった…
というスタンスでは描かれていないことがわかったので納得。
(この設定が私としては好きなので、つい自分の好きな展開
をイメージしてしまった)

立場や社会的環境が全く違う2人が惹かれあうというパターンは
色々ありますが、この作品では立場上やむを得なかったとはいえ、
ヒーローによってヒロインは1年間刑務所に入っていた過去がある…。
普通ではなかなかハッピーエンドという展開は考えにくいんですが、
その点に関してはヒロインが結構わりきったものの考え方をして
いて感心してしまいました〜。
私だったらきっと逆恨みしてしまいそうですが(笑)。

彼女の過去はおいておくとしても、2人にはヒロインが関わっている
社会活動に対して根本的に考え方の相違があって、そこで何度となく
衝突してしまう。
もう駄目だと思うところまでいっても相手を思う気持ちに突き動かされて
歩み寄ろうとする姿や、2人を支える家族達(特にヒロインの)の支えあう
姿が丁寧に描かれていて、人を愛することの難しさと素晴らしさ、そして
家族の大切さを感じさせてくれた作品でした。

ラスト、ヒーローとの結婚生活を続けていこうと決心したヒロインの気持ちの動きを
もう少し描いてくれた方がよかったなぁ〜とも思ってしまいましたが…。
ちょっと唐突にハッピーエンドになってしまった気がしたので。

最後に、ヒーローの年齢が45歳でヒロイン35歳。
でも2人のロマンスを読んでいるとまるでその年齢より10歳割り引いたら
ピッタリかも…(笑)とも思ってしまいました。
日本でも実年齢より10歳は現代人は若い…と聞きますが、この小説を
読んでいてもそう思ってしまいました(笑)。
別窓 | ライムブックス | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

コニー・ブロックウェイ*純白の似合う季節に

2007-09-13 Thu 23:34
20070913234247.jpg


ライムとラズベリーの2冊を今回は間断なく、続けざま読んだので
同じヒストリカルでも、全く趣の違うロマンスを読んだなぁ〜と
まざまざと感じています〜。

まずはライムブックスのこの作品の感想から…。

ローズハンターシリーズしか読んだことがない作家サンだったので、
今回の作品を読んで、こんな作風のストーリーも描ける方なんだなぁ〜
とまた感心してしまいました。
ユーモアにあふれたお話の中に、しっかりとした心理描写で主人公2人の
気持ちの揺れを描きつつ、脇のキャラ達もみんな魅力があって
読んでいて本当に楽しい作品でした(人間のみならず、ヒロインの相棒(?)
である犬のキャラもよかったですね〜)。

話の筋としては目新しくないし、ストーリー展開も想像がつくお話なんで
すが、これが読み始めると物語の中に引き込まれていくんですよね。
ローズハンターで好きな作家にはなっていましたが、この作品を読んで
改めて好きな作家サンになりました。

冷静沈着なヒーローが自分とは全く違うタイプのヒロインに惹かれて、外面も
はばからず行動してしまうようになる…というパターンがそもそも好き
なんですが、この作品ではそこがとても巧く描かれていたなぁ〜
と思います。

ローズハンターでも思ったことなんですが、ヒーローが本当の意味でのヒーローなんで
すよね〜。この方の作品を読んでいると、自分もやはり理想のヒーローに
憧れる気持ちが今もあるんだなぁ〜と(笑)思わせてくれます。

ヒロインも茶目っ気のある憎めないキャラクターで、そんな彼女がヒーローへの愛情に
目覚めて、自分の今までやってきた行為と彼との将来を夢見る気持ちの
間で思い悩む姿がイジラしかったですねー。

ヒストリカルでなければこういうジレンマは嘘っぽくなってしまったり、作家サンに
よってはヒストリカルでも嘘っぽくなってしまっている作品も多々ありますが、
この作品ではそこも説得力ある描かれ方をされていて、作家の力量を
感じました。

最後まで楽しい中に切なさのある、とっても質の高いヒストリカルロマンスで
最後のページまできた時には読み終わりたくないなぁ〜と思ってしまい
ました(笑)。

前にも書きましたが、やはりRITA賞はあなどれない(笑)なぁ〜と
今回の作品を読んでも感じた次第です。
別窓 | ライムブックス | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

スーザン・イーノック*恋に危険は

2007-08-10 Fri 07:30
20070810065625.jpg


月初めは、ライムかラズベリーの文庫をどれか1冊ぐらいは毎月
買っているんですが、今月はとーても残念なことに、ライムの作家は
新刊で読む気がしない方だし、ラズベリーはこれまたロマサス系なお話
みたいなので、久々に読む新刊がない…。(HQの5日発売も買って
いないので)

ということで、5月に出たライムブックスの作品で未読だった作品が古本屋
にあったので、買ってきて読んでいました。

600P近くある作品でしたが、飽きずに読むことができました。なかなか
面白かったです。
泥棒というとすぐに思い浮かんだのはアン・スチュアートの「泥棒と探偵を」と
その続編の「ファベジュルの卵」。でもこちらの作品はヒーローが泥棒家業
でしたが。

この話を読んでいて一番感じたことは、ヒーローの「俺」表現。これはきっと
読む人それぞれの捉え方によって、感じ方が違うことだと思うのですが。
でも、やはり言いたい…。
ヒーローをイギリス人の富豪、それも慈善活動にも熱心であり、
ヒロインよりも10歳は年上等という諸々の設定にしていることを思うと、
どーも「俺」と訳されるのは読んでいてシックリこなかったんですよね〜。
やはり「私」と訳して欲しかった…。

アメリカ人読者にとっては、ヒーローがイギリス人だということだけで、会話を
読んでいてもある種のイメージがわいてくると思うんですが、日本人の
読者にとっては日本語で訳されては、その違いもピンとこない。で、
どこで、わざわざ作家がヒーローをイギリス人に設定したかのニュアンスを味わえる
か…。
そんなイメージを膨らませる一つの表現が日本語では一人称の選び方だと
思うんですよね〜。これは私の拘りで、前々から時々、言いたくなる(笑)
ことなんですが。

作品が面白かっただけに、これでヒーローが「私」だったら(笑)、もっと
面白く感じたろうな〜と思ってしまいました。

別窓 | ライムブックス | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

| ロマンス小説って面白い! | NEXT