
この本ではT・ブリスベンの作品を読むのを楽しみにして買った。
と言うのも、今まで出たこの作家さんの作品を読んで、他の作家と
は視点が違って(ロマンスの)新鮮味があって面白いかも…と思って
いたから。
そして、今回の作品も意表をつくモノでした。
何しろヒロインは諸々の事情があるとは言え、自ら娼婦という職業を選んで
いるという方。領主が厨房等の他の仕事を与えようとしたのに、娼婦を
選んだというんんだから、それなりの納得いく説明がなければ、ヒロインと
してはどうかと思う設定だった。
そんなことを思いながら読み進んでいったけれど、ロマンスとしては
面白かった。
でも、やはりヒロインが自ら娼婦になることを選択してしまう、その心の過程
をもう少し丁寧に描いてくれないとやはり彼女に感情移入するのには
ちょっと難しい処があったのも事実…。
でも読み終わってまたこの作家サンの作品を読み返したくなる作品では
ありました。
G・ランストームの作品は以前出たHSの関連作。
元気なヒロインがオトナなヒーローに反発しながらもいつの間にか彼に惹かれて
いくというお話。
2人の関係に謎解きも織り交ぜながら話は展開していくけれど
どうもこのリージェンシー物によくある(と言うか最近ほとんどこのパターン
が多い…)謎解き部分が私にはいつも読んでいて邪魔で…(笑)。
純粋にロマンスだけを読ませろ〜と毎回本当に思ってしまう。
で、いつものように(笑)謎解き部分はほとんど飛ばし読みで読んだけれど、
ロマンスとしてはちょっとデボラ・シモンズを彷彿とさせるモノで面白かった。
R・ランガンの作品は西部モノ。
お話としては正統派ロマンスという感じで、作品自体もコンパクトにまとまって
いてすんなり読める作品だった。
そのぶん、余り強い印象がないので書くことが思いつかない…(笑)。
総じて3作とも面白かったし、表紙もクリスマの雰囲気たっぷりで満足のいく
1冊だった。