
全く買うつもりはなかったんですが、ヴィレッジのもう一冊はエロ系
みたいだし、こちらの方がまだましかなぁ〜と、本屋さんでパラパラと
内容を読んでみると面白そうなので買ってきました。
ラブストリームでは特殊部隊のヒーロー物ばかり書いている作家というイメージで、
その手の話にはウンザリしている私としては、ほとんど関心がない作家サン
ではあったんですが…。
南部を舞台にしたストーリーには翻訳者があとがきで書いてあるように、
まさにSouthern,Sexy,Sinfulという、一定のパターンがあるみたいですね〜。
一種の古典的なメロドラマ展開と言っていいかも(笑)。
この類ではやはりサンドラ・ブラウン作品や昔のリンダ・ハワード作品が群を抜いて
面白いと思うけれど、今回のお話もそれなりに読んでいて面白かったです。
話の中盤あたりまでは一気に読めました。
犯人はこういうストーリーではお決まりの人物というオチなので、やはり
どれくらい熱いロマンスが描かれているかというのが、その本が面白かったか
どうかの基準になると思うけれど、どうもヒーローにもう少し強烈な個性が
欲しかったかなぁ〜とも読み終わって思ってしまった。何故だろうと
考えてみたら、ロマンス部分以外で余りヒーローの存在感を感じなかったたから
かな…とも。
と言うのも、濡れ衣で15年の刑期を終えて出所したヒーローは、
真犯人を探すために故郷に戻ってくるわけだけれど、話の展開としては
彼が犯人をつきとめるために何らか能動的な行動をするシーンというのは
ほとんど皆無なんですよねー。
そう言う意味では、この作品はヒーロー物では全くないお話でした(笑)。
それにしてもこの手のお話のラストの大団円には、読んでいて毎回スゴイな〜
と感心してしまいます(笑)。これはサンドラ作品にもリンダ作品にも同じく
言えることですが。アメリカ人と日本人のメンタルの差と言うか。アメリカ人は
本当に逞しい(図太いとも言える…)と思ってしまいます。
昔はこういうラストを読んですごい違和感を感じたものですが、毎回この
パターンを読んでいるともう慣らされてしまって、何はともあれハッピーエンドで
良かったと思ってしまう私がいます(笑)。