
まずは、この文庫の帯にリサ・クレイパスのこの作品(作家)に対する
賞賛(?)の言葉を載せているののを見て、
リサ・クレイパスがいかに日本で売れているかがまた認識できました(笑)。
ロマサスだとリンダ・ハワードの名前を帯びに使うのと同じで、
これからはヒストリカルというとリサ・クレイパスの名前を使って売ろうと
するんですかね。
と、内容とは関係ない話から始めてしまいました(笑)。
初めての作家さんで、あとがきを読むとダークなロマンスだとか…。
ダークなロマンスっていたいどういう定義?というのが読み終わった
率直な感想です。
読んでいて久々に、型にはまらないヒストリカルを読んだなぁ〜と
思いました。
イタイ設定という言葉をよく最近目にしますが、この作品のヒロインは
まさしく、そういう定義に当てはまる生い立ちです。
貧民街生まれで12歳でレイプされ、その後13歳から16歳までは娼婦と
して生活せざるおえなかった。その上、顔にはうっすらと天然痘の
痕があばたになって残っている…。
そんなヒロインと復讐に冷たく燃えるヒーローが出会い、孤独な魂がひかれ
あっていく。
そこは読んでいてとても面白かったです。ヒロインがとにかく潔いいん
ですよね。ヒロインのキャラが際立っているだけに、ヒーローが少し影が薄い
かも…。特に復讐劇でのクライマックスの場面では顕かにヒーローよりもヒロインの
方が際立っています。
詳しくはネタバレになるので書きませんが…。
読み始めた時は、訳のせいかなんだか表現がまどろっこしくて読み
にくいなぁ〜と思っていましたが、ヒロインがヒーローの愛人になってからは
ヒロインの本来の姿が現れてきて、いきいきとした姿が読んでいて
楽しかったです。
400P弱の中で、結構ドラマチックな展開が繰り広げられていくので、ラストは
ちょっと急ぎすぎかなぁ〜とも思わないではなかったですが、十分に
楽しめた作品でした。
ここで最初の疑問に…。ダークなロマンス。
私としてはヒロインの生い立ちは辛いものではありますが、ロマンスのツボは
ちゃんと押さえていて、本当に究極のシンデレラストーリーだナァ〜と読み終わって
思いました(笑)。
ダークさは全く感じませんでした。まぁ原題にnightがついてるから
そんなイメージになるのかもしれませんが…。
この作品はシリーズ2作目とのこと。てっきり1作目は今作品にもよく
名前が出てくるヒロインの幼友達が主人公かと思ったら違うようで。
1作目とこの作品はどんな関連があるのかなぁ〜と思ってしまいました。
まぁ、何はともあれ次回作も楽しみな作家さんではあります。