
読みました。
物語の半ば過ぎまでは、これはどう旨い言葉で言いつくろっても、女性向けの
官能小説以外の何物でもないよなぁ〜と思いながらページを繰っていました(笑)。
何しろ数ページごとに2人の絡みシーンが描かれていて、それで本の半分以上が
費やされている・・・。
読んでいてちょっと翻訳の言葉の選び方に??と思うことが多々・・・。
2人の絡みのシーンでですが。どうもなめらかな訳じゃないんですよねー。
なもので、私としては余計に読んでいて絡みのシーンが妙に浮いてしまいました。
こういう性的な描写がメインな作品には、やはりそういう訳にこなれた人に
訳してもらわないと、性描写が滑稽なものに感じてしまう・・・。
半ば過ぎからは官能小説が一転、ロマンスしていくわけなんですが、ここからは
訳もスムーズに読めました。
本の帯にある官能と清純という言葉はこの展開からきているのか・・・と納得。
この作品のように、見事なまでに(笑)前半と後半の趣が異なる作品もそうそうないの
では?と思いました。
前半、2人の絡みシーンでヒーローの荒々しさを繰り返し読まされ、
後半、ヒロインへの愛を悟ってからの彼の行動に今度はホロリとさせられる・・・。
前半の官能的な世界が好きなら、そこから後半は切ないロマンスへと物語も展開していくので、
この作品をロマンス小説として好きな人達もいるだろうなぁ〜と思いました。
こういう作風は、結構熱烈な読者層がいるだろうなぁ・・・とも思います。
私としてはもうこの1作でお腹いっぱいという感じデス・・・(笑)。