
買ってから上下巻を一気に読み終わりました。
全編で800P強ある作品でしたが、長いとは全く感じないまま
ラストまで読んでいました。
ヒロインは女神と周りが思うほどの美貌の持ち主なのに、健気で
純粋で勇敢。
ヒーローは自分の出自からは背を向け、卓越した知能とカリスマ的な魅力で
独力で自らの道を切り開いていく一匹狼。
内容的には「パライダスを君に」に展開がよく似ていました。
初対面のパーティーでお互いに一目惚れしつつも、様々な誤解と
周りからの妨害によって反目しあいながら別れた2人が
1年半後に再会する。
ジェットコースターロマンスと某文庫が
発刊される時に銘をうっていましたが、まさにこの本は読んでいて
幸せな感覚とイライラ、ハラハラの感覚が交互におそってきて、なかなか
本を置くことができないまま気づけばエピローグまで読んでいた・・・
という感じでした(笑)。
私としては、もう少し途中のハラハラを少なくして欲しい気も・・・(笑)。
ヒロインのヒーローに対する信頼感の欠如のせいで彼を苦境に立たせてしまう・・・
という、前回のヴィレッジの作品でもあったパターンがこの作品でも描かれて
いるんですが、ここはやはり読んでいて前回同様ちょっと辛いものが
ありました。
でも、この作品ではその後のヒロインの行動によって、そのモヤモヤとした気持ちも
そう長く尾を引かなかった気がします。
展開は上にも書いたように「パラダイス」ととても似ているんですが、
やはりヒストリカルならではの良さを感じた作品でもありました。
2人の出会いのシーンもヒストリカルらしくてよかったですね〜。
あと2人が初夜を迎えるシーンは最近読んだヒストリカルの中では一番
ドキドキさせてもらいながら読みました(笑)。
ラブシーンは飽きるほど今まで読んでいるのに!!
訳者の方もあとがきで書かれていますが、本当に主人公2人はもちろんの
こと、その脇を固めるキャラクター達もよかったです。
ヒロインの付添役や彼女の執事、ヒーローの伯父さんや祖父など、一筋縄では
いかないようなキャラ達のやり取りもとても楽しく読めました。
ヒロインとヒーローお互いの友人である公爵夫妻は言わずもがな・・・ですが(笑)。
この2人のお話もまた書かれている(まぁ、あれほど存在感あればうなずけますが)
みたいなので翻訳を待ちたいです。
でも、今回の2人はとても魅力的だったので、ちょっと影が薄いかなぁ・・・とは
思ってしまいます(笑)。