
1作目がとても面白かったのでこの作品もすごく期待して
読みました。
作品を読み始める前、あとがきから読む習慣があるんですが、
そこでヒーローが今まで読んだロマンスの中でも一番と言っても
いいくらいの悲惨な境遇に遭っている設定だと知り、どんな展開に
なっているんだろうか・・・と思いつつ読んでいきました。
まずは読んでいて、この作家さんの人物の捉え方や描き方って本当に
好きだなぁ〜と思いました。
作品は違っても作家が同じだと、パターンがちょっと違うだけで主役達が
同じようなキャラになっている・・・という作家さんが結構いますが、
(好きなパターンだと、ロマンス小説ではこれもまぁありかな・・・とは思う私
ではありますが(笑))
この方は2作を読む限り、個々の人間の描き方がちゃんとなされていて
作家としての力量を感じました。
言葉の一言一言を大切に書いているなぁというのが読んでいるこちらにも
伝わってきて飛ばし読みは決してしたくない・・・という気持ちにさせられつつ
読みました。
それにしてもこの作品のヒーローはとっても素敵でした。
感情移入してしまったぶん、ここまで辛い姿にヒーローを設定しなくてもいいだろう
に・・・と思わず思ってしまったり。
こういう設定だからこそこの作品の良さがあるとは解ってはいるんですが・・・。
派手なロマンスではない、本当に心に静かに沁みわたっていくロマンスでした。
読み終わってもしばらく余韻が残っていました。
今回の作品、脇に出てくるキャラ達がそれぞれ独立してロマンスの主役達になって
いそうで、これは読んでみたいなぁ〜と思いました。
特にヒーローの雇主の公爵のロマンスはすごく読みたいですねー。
早く次回作が翻訳されますように!!