2007.04.16 スーザン・ウィッグス*あの日の風が恋しくて
この前ブログを書いてから、ノーラ・ロバーツの扶桑社作品、ダイアナ・パーマー
のヒストリカル、HQのヒストリカルと新刊を買えども、全て未読か最初の数ページ
を読んでは途中やめ状態でした…。
何だか読んでもツマラないし、読み続ける気力がないなぁ~と。
そして、10日発売のライムの新刊と、今回の作品を読んでやっとこの
倦怠状態から脱することができました。
ライムを先に読み終わってすぐに今回の作品を読んだので、まずは
最初にスーザン・ウィッグスの作品から…。
一言、面白かったです。
1ページ1ページをジックリと読ませてもらいました。
やはりこの方のコンテンポラリーは好きですねー。読み終わって
これまでのライムで出た作品をすぐに読み返したくなっています。
こういうロマンスを読むと、ロマンス小説ってやっぱりいいなぁ
~とつくづく(笑)思ってしまいます。
物語はヒロインの気持ちを中心に、2人の出会いから始まって10代での
恋と破局、そして12年後の再会と、丁寧に描かれていきます。
2人が最初に出会うシーンがなんだかとても好きなんですよねー。
ヒーローと母親が夏を過ごすために訪れる別荘、その庭の剪定に来た父親に
一緒について来ていた元気いっぱいの9歳ヒロインが、別荘の窓からお化け
のような白い顔のヒーローの姿をチラリと垣間見るシーンなんですが。
全く環境も外見も違う2人の、幼い魂が触れ合うシーン。
生きていく中での色々な障害、そして些細な誤解が自覚のないまま
いつの間にか大きな壁になってしまう、そんな2人が再会してまた
結ばれるまでが、この方の特徴(?)だと思うんですが、ラスト近く
になるまでハラハラさせながら進んでいきます。
私としてはもう少し早くハッピーエンドにして欲しいと毎回この方の作品を
読んで思うところではありますが…。
読んでいてストーリーは違うけれども思い出したのがダニエル・スティールの「サウンド
レス・ラブ」。身分違いの恋とヒーローの母親の妨害、お互い違う人生を歩んで
いても、心の中で忘れられない存在であり続ける…。
そして2つのストーリーに共通する、夏の海辺。
今回の作品に関しては、この海辺もとっても重要な要素だったと
思います。
夏、そして海辺がとっても好きな私としても好きなシチュエーションである
んですよねー。
西海岸の田舎の海辺に移住したい…(笑)。
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