大好きなHQやロマンス小説の感想を主に書いていきます〜☆
ジュディス・アイボリー*闇の中のたわむれ

2008-03-11 Tue 19:26
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公私共にバタバタしていて読み終わってしばらく経ってしまいました。

面白かったんですが、この面白さというのがちょっと複雑な感じでした(笑)。
手放しで面白かったー!と言うような類のものではなくて、この作家さん独特の
表現方法や視点があるのかなぁ〜と読みながら思いました。
そこがどうも私の感覚とピッタリとこなくて、読んでいて何が言いたいのか分からない・・・・
と思うシーンが結構ありました(笑)。

ロマンスそのものは面白く読めたし、ヒーローはよく描き込まれているなぁ〜と思いながら
読んだんですが、反対にヒロインの感情の流れがどうもよく理解できなかった・・・。
そこがどうも読んでいて、すごく面白いと思えなかった大きな要因かも。

あと、まずはこのヒーローが描きたくて、その相手としてヒロインは後付けで生まれたのかなぁ〜
とうがった見方をしてみたり・・・(笑)。

ラスト、ヒーローがいつヒロインに真実を告白するのか・・・と思いつつ何ページも読まされた
のにはちょっと引っ張りすぎでは(?)とも思ってしまいました。

独特な味のある作品ではあったので、また次にどんな作品を読めるのか楽しみでは
あります。
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リサ・ヴァルデス*パッション

2008-03-01 Sat 03:31
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読みました。

物語の半ば過ぎまでは、これはどう旨い言葉で言いつくろっても、女性向けの
官能小説以外の何物でもないよなぁ〜と思いながらページを繰っていました(笑)。

何しろ数ページごとに2人の絡みシーンが描かれていて、それで本の半分以上が
費やされている・・・。

読んでいてちょっと翻訳の言葉の選び方に??と思うことが多々・・・。
2人の絡みのシーンでですが。どうもなめらかな訳じゃないんですよねー。
なもので、私としては余計に読んでいて絡みのシーンが妙に浮いてしまいました。

こういう性的な描写がメインな作品には、やはりそういう訳にこなれた人に
訳してもらわないと、性描写が滑稽なものに感じてしまう・・・。

半ば過ぎからは官能小説が一転、ロマンスしていくわけなんですが、ここからは
訳もスムーズに読めました。

本の帯にある官能と清純という言葉はこの展開からきているのか・・・と納得。
この作品のように、見事なまでに(笑)前半と後半の趣が異なる作品もそうそうないの
では?と思いました。

前半、2人の絡みシーンでヒーローの荒々しさを繰り返し読まされ、
後半、ヒロインへの愛を悟ってからの彼の行動に今度はホロリとさせられる・・・。

前半の官能的な世界が好きなら、そこから後半は切ないロマンスへと物語も展開していくので、
この作品をロマンス小説として好きな人達もいるだろうなぁ〜と思いました。
こういう作風は、結構熱烈な読者層がいるだろうなぁ・・・とも思います。

私としてはもうこの1作でお腹いっぱいという感じデス・・・(笑)。
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メアリ・バログ*ただ愛しくて

2008-02-25 Mon 23:37
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1作目がとても面白かったのでこの作品もすごく期待して
読みました。
作品を読み始める前、あとがきから読む習慣があるんですが、
そこでヒーローが今まで読んだロマンスの中でも一番と言っても
いいくらいの悲惨な境遇に遭っている設定だと知り、どんな展開に
なっているんだろうか・・・と思いつつ読んでいきました。

まずは読んでいて、この作家さんの人物の捉え方や描き方って本当に
好きだなぁ〜と思いました。
作品は違っても作家が同じだと、パターンがちょっと違うだけで主役達が
同じようなキャラになっている・・・という作家さんが結構いますが、
(好きなパターンだと、ロマンス小説ではこれもまぁありかな・・・とは思う私
ではありますが(笑))
この方は2作を読む限り、個々の人間の描き方がちゃんとなされていて
作家としての力量を感じました。

言葉の一言一言を大切に書いているなぁというのが読んでいるこちらにも
伝わってきて飛ばし読みは決してしたくない・・・という気持ちにさせられつつ
読みました。

それにしてもこの作品のヒーローはとっても素敵でした。
感情移入してしまったぶん、ここまで辛い姿にヒーローを設定しなくてもいいだろう
に・・・と思わず思ってしまったり。
こういう設定だからこそこの作品の良さがあるとは解ってはいるんですが・・・。

派手なロマンスではない、本当に心に静かに沁みわたっていくロマンスでした。
読み終わってもしばらく余韻が残っていました。
今回の作品、脇に出てくるキャラ達がそれぞれ独立してロマンスの主役達になって
いそうで、これは読んでみたいなぁ〜と思いました。
特にヒーローの雇主の公爵のロマンスはすごく読みたいですねー。

早く次回作が翻訳されますように!!

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リサ・クレイパス*夢を見ること

2008-02-11 Mon 00:06
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一気に読み終わりました。

まずは作家さんによってはヒストリカルであろうとコンテンポラリーであろうと
お話の作り自体は変わらない作家の方達もいますが、この作品は
明らかに今まで読んだクレイパス作品とは違っていました。

作品が一人称で作られていること自体が大きな違いでしたが、
一人称のロマンスというものが好きではない私としては読む前から
これは大きな不安要因でした・・・。

で、読み始めて、やはり一人称というのは面白みに欠ける・・・という
気持ちを追いやることはできなかったのも事実ですが、ストーリー自体に
引き込まれて読み進めていったので最初に感じた抵抗感は薄れて
いたのも事実。
でも、ラストまで読んでとっても面白かっただけに、これを一人称でなく
ヒーロー目線なども入れて描いていたらまた違った面白さを感じれた
ろうなぁ〜と性懲りもなく思ったのも事実ではあります(笑)。

お話そのものの作り方も今までのヒストリカルとは全く違っていました。
これまで出たヒストリカル作品はヒーロー&ヒロイン、2人があくまで中心の世界が
展開されたお話でしたが、今回の作品はいうなればヒロインの成長物語と
いった感じが強かったです。
今までのクレイパスの作品に慣れていただけに、帯にも書かれている2人の
男性の間で悩むヒロイン・・・という展開でストーリー全体が構成されていると思って
いたので、初恋の男性との再会が終わりまで100Pをきったところから描かれる
というパターンは全く想像していませんでした(笑)。

読んでいて作家さんのこの作品に対する意欲みたいなものをすごく感じました。
ヒロインの心情が本当に繊細にそして正直に描かれていて、まさに等身大の
ヒロインといった感じです。

ロマンスという面からするとちょっと色合いが薄いかも(?)・・・と思っていたら
先にも書いた終わり100Pぐらいで2人の男性が登場すると、ヒロインの揺れる気持ち
も相まってグッとロマンス色が強くなって、彼女と2人の魅力的な
男性陣、そしてヒロインの雇い主との関係等、一気にラストまで盛り上がって、最後まで
くると本当にいつものクレイパス作品に落ち着いていた・・・とい感じでした(笑)。

ヒロインの雇い主であり、原題のイメージを担っている一人でもいる初老の富豪男性は
クレイパスのお気入りのキャラだというウェストクリフ伯を彷彿とさせる男性でした〜。
作家さんの温かな目線を感じましたねー。

今回はヒーローになれなかった男性のロマンスは本当に読んでみたいです!
でもそうなるとこれはヒーローの一人称で描かれるんでしょか?
今回の作品、とても面白かったんんですが、正直、やはりもう一人称の作品は読みたく
ないかも・・・。
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ジャッキー・ダレサンドロ*赤い薔薇を天使に

2008-02-10 Sun 19:16
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好きな設定のストーリーだったので、ライムのクレイパス作品よりもこちらを
先に読みました。
読み始めて200Pぐらいまでは面白かったんですがね〜。
はぁ・・・・・。

ヒストリカルが何故好きかというと、コンテンポラリー物では嘘っぽくなる設定を
楽しめるからなんですが・・・。
今回で言えば2人の明らかな身分の差をどうやって乗り越えて
ハッピーエンドにまでいたるか・・・をすごく楽しみのしていたんですよね。
表紙の裏にも書かれている「すれ違う心がせつない」という、
その言葉を信じて。

それが、ページが進むごとに読んでいて頭にあるイメージがわいてきました
ちっちゃ〜なところをグルグルと廻っているお人形(笑)。
中盤からの200Pぐらいはヒーローの同じ行動&思考パターンの繰り返しを読まされて
もういいかげんに先に進んでくれーーーと思いました。
最初の頃は思わなかったのに、この優柔不断さを長〜く読まされたおかげで
ヒーローの魅力が先に進むにつれて薄れていく・・・。
後半では明らかにヒーローよりも彼の友人の伯爵の方が魅力的に思えました(笑)。

自分との身分の差を感じて優柔不断に陥ってしまうヒーローは、私としては好きな
タイプなんですが、普通は・・・。
でもこの作品ではあまりに安易に2人の身分の違いがそんなことほとんど問題
ではないかのごとくに片付いてしまうんですよね〜。
ヒーローが何かしらそれに対して努力した姿もない!
こんなに簡単に解決するんであれば、ヒーローがくどいほどに(笑)悩んでいた
姿はいったいなんなんだ〜 と本当に思ってしまいました。
それに加えてヒーローの命を狙う敵という設定もなんだかなぁーという感じで。
これって本当に必要な設定だったんだろうか(?)と大いに疑問に思いました。

2人のロマンスやその展開は昔のHQのパターンを彷彿とさせるものではあるし、
こういった設定によくある家族(ヒロインの)とヒーローとの心の触れ合いが
描かれていて、ハートウォーミングなロマンス系(?)といった意味で旨くまとまってはいる
方なんだろうなぁ〜とは思いますが・・・。
・・・でも正直言わせてもらって全てにおいて新しさがなかったです・・・。
ヒロインの家族たちのキャラにしろ、物語の展開にしろ。

唯一、良かった点を書かせてもらうと、訳者もあとがきで書いているように、
ヒロインは魅力的で生き生きと描かれていました。

この作品を読んで改めて思ったのはマクノートの作品がいかによく出来た
作品だったか・・・ということでした(笑)。
マクノートを読んでから読んだらロマンスがこれだったので・・・。

クレイパス作品に期待をしたいと思います!(一人称が嫌いなのでちょっと
不安ではありますが・・・)
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ジュディス・マクノート*あなたの心につづく道(上・下)

2008-01-28 Mon 21:34
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買ってから上下巻を一気に読み終わりました。
全編で800P強ある作品でしたが、長いとは全く感じないまま
ラストまで読んでいました。

ヒロインは女神と周りが思うほどの美貌の持ち主なのに、健気で
純粋で勇敢。
ヒーローは自分の出自からは背を向け、卓越した知能とカリスマ的な魅力で
独力で自らの道を切り開いていく一匹狼。

内容的には「パライダスを君に」に展開がよく似ていました。

初対面のパーティーでお互いに一目惚れしつつも、様々な誤解と
周りからの妨害によって反目しあいながら別れた2人が
1年半後に再会する。

ジェットコースターロマンスと某文庫が
発刊される時に銘をうっていましたが、まさにこの本は読んでいて
幸せな感覚とイライラ、ハラハラの感覚が交互におそってきて、なかなか
本を置くことができないまま気づけばエピローグまで読んでいた・・・
という感じでした(笑)。
私としては、もう少し途中のハラハラを少なくして欲しい気も・・・(笑)。

ヒロインのヒーローに対する信頼感の欠如のせいで彼を苦境に立たせてしまう・・・
という、前回のヴィレッジの作品でもあったパターンがこの作品でも描かれて
いるんですが、ここはやはり読んでいて前回同様ちょっと辛いものが
ありました。
でも、この作品ではその後のヒロインの行動によって、そのモヤモヤとした気持ちも
そう長く尾を引かなかった気がします。

展開は上にも書いたように「パラダイス」ととても似ているんですが、
やはりヒストリカルならではの良さを感じた作品でもありました。
2人の出会いのシーンもヒストリカルらしくてよかったですね〜。
あと2人が初夜を迎えるシーンは最近読んだヒストリカルの中では一番
ドキドキさせてもらいながら読みました(笑)。
ラブシーンは飽きるほど今まで読んでいるのに!!

訳者の方もあとがきで書かれていますが、本当に主人公2人はもちろんの
こと、その脇を固めるキャラクター達もよかったです。
ヒロインの付添役や彼女の執事、ヒーローの伯父さんや祖父など、一筋縄では
いかないようなキャラ達のやり取りもとても楽しく読めました。

ヒロインとヒーローお互いの友人である公爵夫妻は言わずもがな・・・ですが(笑)。
この2人のお話もまた書かれている(まぁ、あれほど存在感あればうなずけますが)
みたいなので翻訳を待ちたいです。

でも、今回の2人はとても魅力的だったので、ちょっと影が薄いかなぁ・・・とは
思ってしまいます(笑)。
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キャスリーン・E・ウッディウィス*まなざしは緑の炎のごとく

2008-01-23 Wed 00:22
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去年末にはブログ更新を頑張ろうと思っていたのに、なかなか実行
できずに1月も後半・・・。

でも今回はやっとヴィレッジからウッディウィッスの新作が出たとあって、
ブログにも感想を書く気力がわき上がってきました(笑)

・・・・と言っても、この気力というのが不満から書かせてもらうことで
ほとんど尽きてしまいそうですが・・・。

この新作を読む前の気持ちは、ウッディウィスの新作がサンリオ時代から考えると
20年以上ぶりに翻訳された嬉しさと、翻訳者がヴィレッジから出た「炎と花」の訳者
と同じだとわかった時の嫌〜な予感・・・。

ヴィレッジが「炎と花」を新訳で出した時は、この作品が以前書いた「シャナ」に次いで
好きな私としては、また新しい訳で読めると!という嬉しさで(新作でない不満は
もちろんあったものの)すぐに本屋へ直行しました(笑)。

そんな期待とは裏腹に、このヴィレッジ版「炎と花」が読んでいて本当に面白くない・・・。
上巻の半ばで読む気力がなくなり、すぐにサンリオ版と読み比べてしまったぐらいです。
何がそんなに違うのかというと、ヴィレッジ版にはロマンス小説に大切な情感というものが
訳に全く(!)感じれないんですよね・・・。

で、その翻訳者がまた、それもやっと日本で新作として出るウッディウィスの作品を
手がける・・・。
長年待っていたファンとして、自分自身、客観的に考えて点数が辛くなってしまうん
だろうなぁ〜と、余り読む前から決めつけはしまい・・と思いつつこの新作を読みました。

しかし、やはり同じ訳者がそんな短期間に変わるべくもなく、作品を読んでいて
この表現は英語ではこう書いているんだろうなぁ〜と本当に思いつくシーンや表現が
多々・・・。余りの直訳のしすぎ、表現の硬さに自分の頭の中で表現を変えて
読んでしまいました。

作品自体がウッディウィスの面白さは健在だなぁ〜とわからせてもらえたもの
だっただけに、これがロマンス小説の訳に適した訳者で読めたら・・・と
思わずにはいれませんでしたね〜。


溜息・・・。

最後の最後まで不満で終わってしまいそうなので、作品について最後に
書かせてもらうと、これまで沢山のヒストリカルを読み続けてきたので、
そんなヒストリカル飽和状態の自分が今現在、ウッディウィスの作品を読んでどれぐらい
面白いと感じるのだろう・・・と思っていましたが、やはり大御所はロマンスの
ツボを心得ているなぁ〜と改めて思いました(笑)。

作家歴が長くなると作風も変わってしまうロマンス小説家も沢山いますが、
古典ともいえる展開を維持してくれているところがまたファンとしては嬉しかったです。
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